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2005年卒から2024年卒予定まで、「就職人気企業ランキング」20年間の変化を学情が比較

2023/03/01

 株式会社学情は、全国の大学3年生、大学院1年生を対象に毎年行っている「就職人気企業ランキング」の過去20年間(2005年卒~2024年卒)の結果を比較した。20年前にあたる2005年卒のランキングでは、ソニー、サントリー、トヨタ自動車がトップに、2024年卒のランキングでは伊藤忠商事、任天堂、講談社がトップ3となり、人気企業も20年間で様変わりしている。

 調査によると、20年前にあたる、2005年卒の「就職人気企業ランキング」では、1位のソニーを筆頭に、5位に富士通、7位に日本電気(NEC)、8位に松下電器産業(現:パナソニック)が続き、上位10社のうち、「電気機器メーカー」が4社を占めた。また、2位にサントリー、10位にキリンビールと「食品メーカー」も複数社ランクインしている他、3位にトヨタ自動車が入っており、20年前は「メーカー」が根強い支持を集めていたことが分かる。

 2006年卒~2008年卒のトップは、3年連続サントリー。2009年卒と2010年卒は2年連続で資生堂が首位に。「食品」「消費財」の他、「電気機器」や「自動車」など、メーカーが上位を占める傾向が続いた。

 2011年卒~2015年卒のランキングでは、ANA(全日本空輸)やJAL(日本航空)、JTBグループ、オリエンタルランドなど「旅行」「航空」関連の企業が上位を占め、また、三菱東京UFJ銀行(現:三菱UFJ銀行)や三井住友銀行など金融もトップ10の常連だった。

 2016年卒~2019年卒は、ANA(全日本空輸)が4年連続で首位を獲得。JAL(日本航空)もトップ10に入っており、現在の社会人4年目から7年目にあたる世代が就職活動をしていた時期は、「航空」が高い人気を誇っていたことが伺える。JTBグループや、オリエンタルランドなど、旅行関連も人気を集めていた。

 2020年卒~2024年卒は、5年連続で伊藤忠商事が首位を独占。任天堂は、2021年卒で9位に入って以降、2022年卒6位、2023年卒5位、2024年卒2位と年々順位を上げている。2022年卒のランキング(2020年調査)以降、講談社や集英社もトップ10の常連となった。ゲームや電子コミック、動画など、デジタルコンテンツを提供する企業が、デジタルネイティブである学生から支持を集めていることが分かる。

参考:【株式会社学情】就職人気企業ランキング20年比較(2005年卒~2024年卒)

大学ジャーナルオンライン https://univ-journal.jp/210434/

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