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東海大:熊本地震で大被害の阿蘇キャンパスを報道陣に初公開

2016/07/20

 熊本地震で大きな被害を受けた熊本県南阿蘇村にある東海大の阿蘇キャンパスが7月20日、地震後初めて、報道陣に公開された、と日本テレビ系(7/20)が報じた。東海大阿蘇キャンパスは1973年、今の南阿蘇村に開設された。農学部の学生など約1000人が通っていたが、熊本地震で大きな被害を受け、現在は使われていない。

 講義が行われる建物の中は、窓ガラスが割れたり、壁のコンクリートがはがれ落ちたりする被害が相次いだほか、道路には、いたるところに亀裂が生じていた。一方、給排水管が壊れるなどの被害があった牧場では、地震前と変わらない牛や羊の元気な姿が見られ、19日に生まれたばかりのメスの子牛も公開された。大学では、来月末をめどにまとまる有識者による地盤調査の結果を基に、阿蘇キャンパスの活用のあり方を検討することにしている。

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