2016/12/03
国立大学協会(国大協)は、国立大の2次試験で、国語を中心に全受験生に高度な長文記述式問題を課す検討を始めた、と読売新聞(12/3)が報じた。同紙によれば、大学入試センター試験に代わる新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が始まる2020年度に合わせた実施を目指す。
国立大2次試験では現在、記述式問題を課しているのは募集人員の約4割にとどまっている。このため国大協では思考力、判断力、表現力をより深く評価する試験への転換が必要と判断した。大学入試での記述式問題については、文科省が11月、新テストの国語で、〈1〉中難度の短文式、〈2〉高難度の長文式――の2種類を出題し、受験生は〈1〉か〈2〉または両方など志望大学の条件に沿って問題を解くとする案を提示している。