2017/03/21
厚労省と文科省は3月17日、2016年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(2月1日現在)を取りまとめ公表した。これを報じたリセマム(3/21)によれば、就職内定率は90.6%となり、調査開始以降の同時期で過去最高となった。両省は大学などの卒業予定者の就職内定状況調査を年4回実施している。国公私立大、短大など計112校、6,250人を対象に面接などにより行った。2月1日時点での大学生就職内定率90.6%は、調査開始以来比較できる同時期の数値の中で過去最高となった。進学希望者、自営業、家事手伝いなどを含む大学生卒業予定者全体に占める就職希望率は77.7%で、内定者の割合は70.4%。
男女別では、男子大学生の就職内定率は88.8%(前年同期比2.3ポイント増)、女子は92.8%(同3.5ポイント増)だった。また、国公私立大別では、国公立大では男子91.5%、女子90.3%、私立大では、男子88.0%、女子93.6%となっている。文系・理系大学別の就職内定率は、文系90.3%(前年同期比3.0ポイント増)、理系92.1%(同1.9ポイント増)。国公立理系が91.2%で前年同期比0.9ポイント減となったものの、私立理系や国公立・私立の文系では前年同期比2.3~3.9ポイント増となっている。