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学生生活:授業料アップに仕送り額最低、懐事情が厳しい学生生活

2017/06/02

 文科省によると、2014年度の大学の授業料は国立大の標準額が53万5800円、私立大の平均額が86万4384円で、10年前の2004年度と比べると国立が1万5000円増、私立が4万6432円増になっている。授業料が上がる一方で、学生の懐事情は厳しさを増した。

 これ報じた産経新聞(6/2)によれば、日本学生支援機構(JASSO)の調査によると、学生の収入額に占める家庭からの給付割合は2004年度は65.9%だったのに対し、2014年度は60.6%に減少。奨学金の割合は2004年度の14.0%から2014年度は20.3%まで拡大。大学生(昼間部)の51.3%が何らかの奨学金を受給していることも分かった。東京地区私立大学教職員組合連合の調査によると、首都圏を中心とする私立大に2016年度に入学した下宿生への仕送り月額(6月以降の平均)は、16年連続減少の8万5700円。昭和61年度の集計開始以降、過去最低を更新した。

 

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